意識障害について

高次脳機能障害の等級認定のしくみ③

等級認定を受けるための具体的活動

会議

 高次脳機能障害として適切な認定を受けるためには、受傷時の意識障害のレベル及び脳の画像所見に加えて、どのような障害がどの程度生じているかを立証していかなくてはなりません。

 自賠責保険において、高次脳機能障害が専門の部会で等級認定手続がとられるとしても、書面のみから判断するという基本に変わりはありませんので、どのような障害がどの程度生じているかは、被害者とそのご家族が適切な医証等を準備して立証していく必要があります。

 さて、被害者の方にどのような高次脳機能障害が生じているかを適切に認識し、評価できるのは誰でしょうか。痛みなどの身体的な症状の場合は、被害者本人が一番分かるでしょう。

 ところが、高次脳機能障害の場合、被害者本人は自分が高次脳機能障害であるということを認識できるのはまれではないかと思います。これが高次脳機能障害が隠れた障害といわれる所以でもあります。そこに、適切な等級認定を受けるための難しさがあるのです。

 被害者本人の障害を一番理解できるのはご家族の皆様です。認知・記憶などの意思疎通能力や注意力などは神経心理学検査で数値上明らかにすることもできますが(ただし、限界はあります)、性格変化などの社会行動能力は数値化することは不可能で、一番身近にいるご家族の意見が重要になってきます。

 「神経系統の障害に関する医学的意見」「日常生活状況報告書」に落とし込んでいく必要があります。

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後遺障害等級認定手続の問題

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日常生活状況報告書について
非器質性精神障害について

高次脳機能障害の等級認定のしくみ④

意識障害について

会議

 脳外傷による高次脳機能障害の症状を医学的に判断するためには、意識障害の有無とその程度・長さの把握が重要と考えられています。すなわち、意識障害の程度が重く、かつ、長時間持続すればするほど、重度の高次脳機能障害が残りやすいと考えられています。

 脳外傷直後の意識障害がおよそ6時間以上継続するケースでは、永続的な高次脳機能障害が残ることが多いと考えられています。

 自賠責保険においては、受傷直後の意識障害が以下の基準を満たす場合には、全件高次脳機能障害の認定審査を行うこととされています(あくまで、審査に乗せる基準であり、認定を受けるための基準ではありません)。

  1. 当初の意識障害(半昏睡~昏睡で開眼・応答しない状態:JCSが3~2桁、GCSが12点以下)が少なくとも6時間以上もしくは、
  2. 健忘あるいは軽度意識障害(JCSが1桁、GCSが13~14点)が少なくとも1週間以上続いていることが確認できる症例

 ところで、受傷直後の意識障害の有無とその程度・長さを確認するためには、救急搬送時の医療記録を確認することになりますが、これが正確に記録されているかどうかをまず確認しておくことが必要です。場合によっては、救急搬送時の救急隊の記録も確認する必要があります。

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